すこーし、早いけどとても良いお天気の週末。せっかくだから秋の気配を感じにお散歩に行きましょう。
以前は毎週末行っていた、カルガリー市の北西にあるNose Hill Park、3頭のわんこを散歩するにはリードなしで自由に歩き回れる、この公園が最適。
ジェリービーンがお空に行って、Twiggyもあんまり歩けなくなった最近は、毎週末は行かなくなったけど、やっぱりここの公園は最高です。
もう10年以上は通っている公園ですが、この2年はコロナ禍で行くところが少なくなったカルガリアン(カルガリー市民)、Nose Hill の良さを知って、お天気の良い週末などはパーキングもいっぱい!
皆、家族や友達と一緒に、マウンテンバイクやジョギング、お散歩している人が増えました。
私たちが4年前、この公園から10分ぐらいの所に引っ越したのも、この公園の近くに住みたかったからです。
少しまだ黄葉には早かったけど、秋の気配のNose Hill Park
ここカルガリーは9月の初めに雪が降ったりすることもあるので、その雪の量によっては紅葉が見れないこともあります。
しかし今年、2021年は今のところ雪も降らず、気温もそんなに下がっておらず、すごーく良い秋を迎えています。
カナダといったら、メープルリーフ、国旗もメープルリーフのシンボルですよね。
しかーし、カルガリーにはあのような綺麗な赤いメープルは少ないんです。
それに赤くなる前に雪が降ってしまったりで、コウヨウといえば、黄葉。こちらの字のように黄色くなるイメージになります。
今日は、私たちの大好きなNose Hill Parkのお写真をシェアさせていただきます。
Nose Hill Park フォトギャラリー
せっかくなので、Nose Hill Parkについて
Nose Hill Park の大きさ
このNose Hill Parkは1129ヘクタールの大きさのカルガリー市の公園です。
と言っても、一体どれくらい大きいの?
って、感じですよね。
東京ドーム15個の大きさが明治神宮らしいです。
で、明治神宮15個がNose Hill Parkの大きさになります。
どうですか?想像できますか?
実は私は明治神宮も、東京ドームも言ったことがないので本当のところわからないのですが(^_^;)、とにかく、とてつもない大きさなんです。
そんな公園が、街の中にあります。
ここに、家を建てたらカルガリー市は結構な税金が入ってきそうなのになぁ。とも思うのですが。。。
ちなみに一度の散歩ではこの公園、全て歩くのは多分無理だと思います。広すぎます。
歩いたことないから正直わかりませんが、いつも今日はこの辺りだけ。とか一部の場所、だいたい2.5kmから3kmぐらいしか歩きません。それで30分ぐらいですね。あくまで我が家は散歩なので。^o^
Nose Hill Parkの歴史
CALGARY GUARDIANというサイトから古いお写真お借りしました。
こういう古いお写真って素敵ですね。
CALGARY GUARDIAN
1896年、アルバータ州カルガリーのノーズヒルでの馬と馬車の外出。ジョンミッチェル、ウォルターグラントマッケイ、犬の「スポット」。
CALGARY GUARDIAN
1973年、アルバータ州カルガリーのノーズヒルでのアルバータアルバムの特集。左前景でジャニススミスが馬のトントに乗っているノーズヒルからの眺め。
今までNose Hill Parkの歴史なんて調べたことなかったんですが、今回調べて見ていろいろ勉強になりました。
ご存知かもしれないですが、カナダの歴史は日本やヨーロッパからするとすごく浅いです。
カナダは1867年に建国されました。2021年現在で154年です。
そして、カルガリー市ができたのは1905年、ほんの116年です。
それまでは、ファーストネイションズ(先住民族インディアン)が暮らしていました。
Nose Hill Parkの中にも当時の遺跡が多々あります。
彼らの住居、ティピの端を石で押さえていたそうですが、その石の模様の事を『ティピ・リング』と呼ばれているそうです。
ここは眺めの良い丘になっているので、儀式や埋葬に使われる神聖な場所でもありました。
1800年代後半にはヨーロッパからの移住者が農業や牧場経営のためにこの土地を利用したそうです。
1971年ごろ、公園の一部の敷地に住宅地の開発計画があったそうですが、近隣の一部の住民と自然保護の団体から市にこの公園を守るよう働きかけがあり、1980年正式にカルガリー市の公園となり現在は、ハイキング、サイクリング、犬のオフリーシュ(リードなしで散歩ができるエリア)など、家族皆が楽しめる場所となっています。
野生動物
これだけの広い敷地、当然 野生動物もたくさん住んでいます。
私たちが、実際近くで目にしたのは、鹿、コヨーテ、ヤマアラシですが、公園の上空にはタカやワシもよく飛んでいます。多分小さな小動物ネズミなどを狙っているみたいですね。
鹿は蹴飛ばされると危険ですが、あまり近くには寄ってこないのでそんなに危険性は感じません。
しかしコヨーテ、犬の飼い主としてこれは一番怖いです。特に春のベビーシーズンの時。
その時期のコヨーテは赤ちゃんを守るためにいつもより攻撃的で散歩している近くなどに、もしいたりすると攻撃されます。小さな犬などは餌としてさらわれる可能性もあります。
実際、毎年その時期には不幸にも連れ去られたワンコがいます。
ここ数年は、人間にもアタックしたコヨーテのニュースをよく見かけるようになりました。
この時期は、私たちもあんまりNose Hillには行かないか、リードを付けて歩きます。
ヤマアラシも一度、すごーく近くで見つけて、思いっきりびっくりしました。
その時は、3頭飼いで皆が草むらにいたのですが、あれ?4頭いる?
うちのワンコ達とそんなに大きさが変わらなくって1、2、3、あれ!みたいな。
こちらも、もし威嚇してきて針のスパイクがワンコに刺さったら大変なことになるので、すぐに皆リードをつけ離れました。
一度、ヤマアラシの針に顔を刺されたワンちゃんを見たことがあってかわいそすぎる状況でした。
鹿はまだノンビリと写真撮ったりできるんですが、コヨーテとヤマアラシはそんな余裕ないんです。
まとめ
黄葉を見るには、まだ少し早かったNose Hill Parkでしたが、少し秋の気配、感じていただけましたか?
カルガリーはカナダでも中都市なので、あまりインターネットなどの観光情報など少ないと思います。
特に、こんなローカルな場所は特に。
仮にカルガリーに観光に来られても、多分このような公園に行かれる人はあんまりいないと思いますが、もし来られることがあればこのようなローカルの人が行くようなところで、自然を感じてください。
私としては、少しだけ日本のようなおしゃれなカフェでもこの公園内にあれば嬉しいんですが、そんな洒落たものは一つもありません。
本当に自然のままの公園です。
今回も、最後まで読んでいただきありがとうございました。
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