愛犬と今の時間を大切に となりにいるあなたのワンちゃんにハグしてあげて

わんこ

あまりネガティブな記事は書きたくないのですが、亡き愛犬のお誕生日というポジティブの日でもあり、わんこ好きの方とシェアできたらと思い書くことにしました。

今日、8月30日はフツウであれば楽しいお誕生日。

それも、北米ではSweet 16 主に女の子ですが、大人の仲間入りということで、いつもより更に特別に16歳のお誕生日をお祝いします。

しかし、今日はバースデーガールのいない、お誕生日となってしまいました。

今、この記事を読んでいただいている方で、わんこを飼っていらっしゃる方に、もし何か伝えられたらと思っています。
現在、わんこを迎えようと思っている方も読んでいただけたらと思います。

ペットは私たちの暮らしを豊かにしてくれます。たくさん楽しい思い出を作ってくれます。
決して彼らは裏切りません。人間を信頼しています。
しかし、彼らは自分たちだけでは生きられません。
私たちがご飯を与えてあげ、お世話をしてあげて、病気になったら看病して、その愛する仔たち最期まで責任を持ってあげてくださいね。

我が家のわんこ達

ほんの数ヶ月前まで、我が家には3頭の小型犬姉妹(血は繋がっていませんが。)がいました。

15歳、14歳、6歳 すべて女の仔

しかし、2021年4月19日 15歳と8ヶ月で一番年上のジェリービーンがお空に旅立ちました。

亡き愛犬 Jellybean

ジェリービーンはミニチュアシュナウザーとマルチーズのミックス

バンクーバーで暮らしていた時に彼女と巡り会い、約1年後カルガリーに私たち2人と一頭、レントしたトラック(UHaul)で引っ越してきました。

パピーの時のジェリービーン

突然やってきた病気

2021年2月の初め、ジェリービーンの様子が少しおかしい。

いつもなら先頭きってご飯の催促。

少し食べるけど、食べずらそう。

口の中に何か原因?

歯が痛いのかな?

少し様子を見よう。

その少し前から、夜にベッドから降りて床でお腹をつけて寝ていることがありました。
最初は、もう15歳だし、少しボケが始まったのかな?と
シニアの徘徊かと。

ご飯を食べて吐く。

これはおかしい。

獣医に連れて行こう。

獣医の診断

ジェリビーンの体重が前回より軽くなっている

血液検査を勧められる

結果 
タンパク質の数値が低い→膵炎の疑い
血小板数値が非常に高い→肝臓系、ガンの可能性も

お薬
プロバイオティックと細菌除菌の抗生物質

次にウルトラサウンド

結果
膵炎も多少あるが腸のリンパか癌が一番疑わしい。

お薬
バクテリア除菌と痛み止め

闘病生活

だんだん増えて行くお薬
一番食べることが大好きなジェリービーン
食べても吐いてしまう。これが一番悲しかった。

ステロイド注射を4日感続けて、一時期は本当に復活しご飯の時間ではなくてもキッチンにいるとおやつもらえるかな。とやってきたり。

しかし10日ぐらい経ってから、今度は血液混じりのすごい下痢
今まで嘔吐だけで、下痢症状はなかった。

不安が続きだす。
この時、土曜日の夜。

月曜日、朝イチで獣医に
下痢止めを処方してもらう。

この時点で私たちはもう薬に頼るのはやめようと。

とりあえず下痢は止めないと。と思ったのでこの後数日、薬が終わるまで飲ませると下痢の症状はおさまった。

そのあとはすべての薬をやめました。

闘病中の食事

一番最初に勧められたのは消化の良い食事

うちのわんこ達は生肉が基本

獣医が取り扱っているRoyal Caninの消化の良い缶フード

ご飯とササミ、野菜のボイル

すりおろしりんご

かぼちゃのペースト

さつまいも

ヤギミルク

ターキーの骨スープパウダー

納豆

最初の頃はかたまりも食べていましたが、だんだん食べれなくなりすべてブレンダーでペースト状態にし、シリンジであげるようになり、シリンジでも食べなくなると、団子状にし口の中の上?硬口蓋(こうこうがいと言うらしい)に張り付けるようにすると吐き出さないで食べました。

お水もシリンジで飲ませました。

シリンジ2種類
左 先が太いのでペースト状にしたご飯を食べさせる用
右 お水を飲ませる用
シリンジで水を飲ませる
横から歯の間に
肺に誤嚥しないように少しづつ

すりおろしリンゴやヤギミルクも少量、お薬を飲ませる小さなシリンジであげました。

闘病中は私もいっぱいいっぱいで、写真を撮っている余裕などありませんでした。
これらの写真は2番目の仔Twiggyの写真です。
Twiggyも14歳、現在介護が必要になってきています。
彼女のシニア生活については、別のブログ記事にてお伝えします。
もし今ご飯を食べれないで困っているシニアわんちゃんのいらっしゃるオーナーさんの参考になるのであればと思い載せました。
しかし、症状が皆違うのですべてのワンちゃんに通じるかわからないので飼い主様の判断にお任せします。

口を開ける
丸めたフードを入れる
吐き出す仔は口の裏(硬口蓋)に貼り付けるような感じにすると吐き出さない。

飼い主の反省

まず最初に私たちは歯が痛いのでは。と思ったのでドクターに15歳でも麻酔を使って歯のクリーニングができるか?
ということを聞きたかったのです。

これは、私たち飼い主の責任ですが、昔から歯磨きが大嫌いで、いつもてこづっていたのでジェリービーンの歯はあまりよくありませんでした。

7歳ごろに一度、麻酔をかけて綺麗にしてもらったのですが15歳ともなるとまた歯石がいっぱいついていました。

わんこもシニアになって特に歯の炎症から病気が発症すると言うことをいろいろなサイトから読みました。

これから書くことは私たちが後で感じたことです。
もし、あなたのワンちゃんがが同じような状態でも、オーナーさんの判断でお願いします。

薬は必要です。即効性があります。しかし治す反面、悪くなかったところにも副作用を起こしたのではないか。と言うこと。

憶測ですが、多分ジェリービーンのこの段階の時、かなり強い薬が処方されていたと思います。

動物はカメラを胃に入れるにしても麻酔が必要です。
もしくはお腹を開腹してしかわからないようです。

癌のスペシャリストにウルトラサウンドの結果をもう一度確認するか?と聞かれても、聞いたところでジェリービーンは15歳、治療をする。といっても限界があります。

どれが正解だったのか今となってはわかりません。
正解なんてのもあったのかわかりません。
ただ今の後悔は、吐き気どめ、下痢止め以外の強い薬はやめておけばよかったと

どんどんどんどん、痩せていく姿が痛々しかった。

最後に

ジェリービーンは最後の数日を除いて、ほぼ最後まで自分でトイレにちゃんと行っていました。

我が家は外のお散歩は毎日はしておらず、週末のみ2.5kmぐらいオフリーシュ(リードをつけず自由に)の公園に連れて行っていました。

家は決しておっきくはないですが裏庭もあるので、通常は毎日外と家の中で3頭が遊んでいます。
平日は色々と忙しい飼い主の都合でもこの仔達は我慢してくれていたのかもしれません。

2月の病気になる前(多分、もっと前から多少の症状はあったと思います。少し痩せたな。と思うこともあったのですが、シニアだから。と思ってました)1月末にオフリーシュに行った時も15歳と思えないぐらい、雪の中を走っていました。

だんだん食べなくなってきて、本当に骨と皮だけになってきて風が吹いたらよろけても、自分でなんとか立ってトイレに行きました。もちろん、私たちも支えながらでしたがオムツはしていませんでした。
寝ているベッドの下には万が一の時ように、トイレシートは弾いていました。
この歳になっても脚が強かったのはいっぱい歩いて走っていたおかげかな。と思います。

私たちはいつも、わんこ達がまず一番でした。あの時の時間は戻らない。


今あなたの隣に可愛いワンちゃんがいたら、ぎゅっとハグしてあげてくださいね。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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